TOKYO  GINZA  SINCE  1 9 9 4
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『上手くなれない訳』
≪ 1. 間違った認識 ≫

知っているようで知らないのがゴルフなので、先ずはどういうものかおさらいしてみましょう。

練習場で球を打つだけではまだゴルフにはなりません。

本来のゴルフは


「打球を操りホール毎に設定されている規定打数のパーをどの様に攻略するかを模索する大自然と設計者の英知に挑む壮大なゲーム」

というもので、実際にコースに出てはじめてゴルフになります。

止まっている球を打つので少し運動に自信のある人は簡単だと思うかもしれません。

しかし甘く見ると大変なことになるのでご注意ください。


日本最古のゴルフ場は神戸に有ります。

1901年
親日家のイギリス人貿易商のグルーム氏が、海抜850mの六甲山中に4ホールを造り楽しんでいました。

ここは夏場が快適です。

1903年
神戸商工会議所がそこを9ホールまでに増設し神戸ゴルフ倶楽部を設立。

日本初のゴルフ場として開業。


(神戸GC)

現在ではこの狭い国土に、約2千4百のコースが犇めく世界第二位のゴルフ大国となっています。

一番はアメリカでぶっちぎりの1万5千。

今では誰もが気軽に楽しめますが、はじまりは特権階級だけのもので庶民はその存在すら知りませんでした。

1957年
霞ケ関カンツリー倶楽部で開催されたカナダカップで日本チームが優勝したことでゴルフブームが到来。

これは後のゴルフワールドカップです。


(霞ケ関CC)

紳士の嗜みといわれるゴルフですが、実は長い間スポーツとして扱われませんでした。

運動量が少ないのとゲーム性が高いことが主な理由だったようです。

近年になり漸く認定されましたが、特殊な動作は難解そのもの。

そんな難しさや繊細さは日本人の性分には合っていたらしく歓迎されました。

当時は何をすべきか誰にも分らないので、日曜朝のゴルフレッスン番組は恰好の情報収集源でした。

放送後には練習場が満席になるなど、その注目度はかなりのものだったようです。

これを公の情報として鵜呑みにしていた人は多かったのではないでしょうか。

今日に至っても同じ内容のまま伝えられ、群衆心理的な数の法則で支持者を増やし続けています。

情報社会の現代で半世紀以上も前のものがそのまま継続されるという摩訶不思議。

この流れがゴルフは難しくて辛いという感覚を多くの人に与えたようです。


出来なければ打開策を講じるのは摂理なのに、熱狂的な信者に気圧されたのか?

はたまた、憧れのアメリカンを疑うような冒涜を嫌ったのか?

その辺りは定かではありませんが、正しいものなら恩恵に与れるのに寧ろ困惑したという無策。

幾らやっても出来ないとなると、自身の運動能力が劣っているかのように感じるものです。

あなたは大丈夫ですか?

もしそうなら周りを見てください。

きっと、打てない人だらけでしょう。

上手くなりたくて頑張っていてもです。

そんな人全てが運動音痴なのでしょうか?


少し冷静に観察すれば能力的な問題とするには無理がありそうです。

むしろ取り組み方に問題があると考えた方が自然でしょう。

となれば、自分が駄目だと思うのは間違った認識となります。

理不尽なものに席巻された事でえもせぬ誤解が罷り通る環境が出来たようです。


「身体にやさしい最進打法」ならこの様な問題は起こりません。

これは動作の負担軽減を最優先した画期的な打法だからです。

簡単ではありませんが少し練習を積めば必ず打てるという優れもの。

成長の過程で身体を壊すこともありません。

ゴルフ最大の欠点は面白すぎる事だと言われています。

そうであるなら、出来ないものに固執せず楽しめる方に切り替えたほうが得策でしょう。


年配の上級者はよく「ゴルフはそんなに甘くない」と嘯きます。

これは、昔乍らの出来ないものをやり続けた事を自白しているようではありませんか?

辛辣かもしれませんが「知っているという無知」の教えを思い出してしまいます。


≪ 2. 駄目の理由 ≫

ゴルフを始める動機は様々です。

とはいえ、身近な人にアドバイスを受けるのは何処も同じで、それが上達困難の始まりです。

その理由は、ゴルフスイングは不自然な動作をバランス良く組み合わせるという特殊性があるからです。

専門的な知識と経験の無い人に教わるのは自殺行為でしかありません。

「ゴルフは最初が肝心」というのはそういう意味があります。

みんなが分らないから知ったかぶりがあちこちに出没します。

けれど、どんな環境であれ頑張っていると何とかなるので不思議です。

更に続けるとゴルフはかなり難しいことが分り、その辺りから周りが同じ悩みである事を知ります。

ベタ足にして足の指で地面をつかむ
膝を固定し身体の揺れを抑える
左手リードでダウンブロー
頭はビハインドザボール
インパクト後にヘッドを加速

これらが普通にやっていると遭遇するものですが皆さんは如何でしょう?

研修生の頃の私はそうでした。

その時は本物に出会えたような気がして目の前が明るくなったものです。

今にしてみればそこが苦難への入り口だったのがよくわかります。

当時の研修生達は純粋で、打てないのは練習不足か自分自身の能力の問題だと感じていました。

打法に問題があると疑う人は皆無です。

どの研修生も他に選択肢は無くその中で何とかしようとしていました。

真剣に取り組んでいるのに徐々に節々に違和感を与えるこの打法。

辛くなるのは、腰、肘、手首ですが、このどこか一つでも故障すると連鎖的に全部やられるという事態に。

幸いにも私は大丈夫でしたが、そんな症状に陥ったらもう大変。

周りの状況からすると軽度を含めたら全体の9割以上が煩っていたかもしれません。

目的達成には多くの練習が必要なのに、そうなってしまうと悪化させない工夫に時間が奪われます。

一度壊れると簡単には治らないので精神的な苦痛も増大。

箸が持てなかったりまともに歩けないなど、日常の生活にまでも支障を来たす始末。

それでプロ断念を余儀なくされた人の数は想像を絶します。

これはお話ではなく研修生たちが実際に見舞われた紛れもない事実です。

そうして落伍した人たちを可哀相だとは思いつつも、それは自業自得だと思っていました。

冷静になればこの打法の被害者であることが痛い程わかります。

たとえ打てるようになってもそれで身体を壊したら打てない事よりはるかに不幸ではないでしょうか?

これらが駄目である確固たる理由です。


アメリカン打法で夢破れた人たちが現在どうしているか知る術もありません。

そんな彼らの実体験を公表すればこの問題の解決は早まるでしょう。

指導者がこのような歴史を知らないと間違いは繰り返されてしまうものと危惧します。

身体が壊れるのは昔話ではなく、今そこにあるリスクであるとご承知ください。

≪ 3. 蔓延する流れ ≫

ところで、皆さんはプロゴルファーになるにはどうしたらよいかご存知ですか?

多くの方は想像もできないと思いますので、大まかな流れを説明しましょう。


普通の人がプロを目指すとすると・・

最初にアシスタント研修会という各地区で開催される競技会に出るための試験を受けます。

研修生というのは、この第一段階の入会テストを通過した者を指します。

全国にある幾つもの団体が研修生達のための月例会を開催。

その平均スコア上位者が地区大会に推薦されます。

それを勝ち抜くとJPGA
(日本プロゴルフ協会)主催の認定試験が待っています。

これが通称プロテストです。

これは、一次予選会、二次予選会、最終選考会に分かれています。

最終では4日間で72ホールのストロークプレーで競い合います。

そこでの50位タイまでが筆記試験を行い、それにパスした人が晴れてトーナメントプロとして認定されます。

この認定試験は現在では年一回の開催になっています。

以前は春と秋の2回開催されていた時期が長くありました。

合格者は各期15名で年間30名と決められていたのです。

そのため、合格ラインの者が15名以上だった時、そのタイスコア全員を数合せのために再度競わせたのです。

それが「プレーオフ」という残酷なシステムでした。

合格と同じ成績でも、それに負けると全てが取り消されたのです。

こんな理不尽が長い間当たり前のように行われていたのはPGAの負の遺産かもしれません。

悪法も法なりという言葉はありますが、そんなもので落された人たちはたまったものじゃないですよね。

そを慮れば、タイスコア全てを合格にする今のシステムは圧倒的に正しいと感じます。

何れにせよこのプロテストが数多の試験よりも狭き門なのに違いはありません。

厳しい認定試験なので受験の資格取得に関しては拡大傾向にあるようです。

JGA
(日本ゴルフ協会)のHDCPが3以下

アマチュアの日本タイトル取得者

などは、各地区の予選が免除され本選の一次予選会から出られるそうです。


毎年必ずプロが誕生しますが、その裏で何十倍もの人が研修の場に戻されます。

テストに落ちれば反省し、再挑戦のために原因を究明しなければ未来はありません。

不思議な事に、ここでも自分の能力的な部分をいの一番に疑ってしまうのです。

これが思うようにならない人の心理なのでしょうか?


出直しをするために元の研修の場に戻るというのは一般的な流れです。

そんな古巣には実績と強い発言力を持った古株が必ずと言っていい程待ち構えています。

何とか変化をさせたくてそこに自分の経験談をぶつけると・・

「君が正しければ私に勝てるだろう」との大義名分的な一言で一蹴。

正論が通らない厄介な場面ですが、幾度となくこんな場面には遭遇しました。

その場で良いスコアを出せる人が絶対なのがこの世界の掟なので黙るしかありません。

これは何処も同じです。

忸怩たる思いで練習を継続し、自分より格下を同じような状況に巻き込みそれは繰り返されます。

成績が良ければプロテストまでなら何度でも行けますが、受かるチャンスは簡単には訪れません。

挑戦者の殆どがが憂き目を見る試練を突破するにはその時の運も必要なのでしょう。

それにも恵まれずやがて年齢的にトーナメントプロとして厳しくなりゴルフ指導の場に活路を見出します。

ゴルフレッスンに転身する者はプロとして認定される人よりもはるかに多いのです。

その結果、ティーチングの環境に移っても以前と変わらない上下関係が継続されます。

彼らにはプロに合格できなかったという負目があります。

その原因は自分にあると。

取り組んだ打法が間違っていたなんて思いもよらないのでそのまま指導に用います。

出来ないものはこうして拡散。

アマチュアゴルファーの世界にも同じような縦社会が存在し両者は伝統的にこの体質を保持しています。


研修生やトップアマのゴルフは間違いなく素晴らしい。

そんな彼らが死ぬほど頑張っても思うようにならなかったのが今迄の打法です。

それと同じものをど素人に用いたら結果は火を見るより明らかでしょう。

丈夫な体と強い気持ちを持ったほんの僅かな人が、想像を絶する練習に耐え抜き成功したかもしれません。

しかし、それは偶然に過ぎなくその大半は挫折しているのを忘れないでください。

支持者が多くても駄目なものがあります。

ゴルフを愛する方々が経験した散々な過去は歴然としています。

この教訓を生かさなければもったいない事この上ありません。


(みんなのゴルフ)

≪ 4. 解決の糸口 ≫

以下はアメリカン打法によって広められた考え方です。

・両膝を固定し身体の揺れを抑える
・右手は添えるだけで使わない
・左手で球を打つ
・ビハインドザボール
・ダウンブロー
・インパクト後に加速

幾らやっても打てずに体が辛いと訴える人は、ここに挙げたものを捨てることができないからでしょう。

感覚的で矛盾のある動作なので思うようにならないのは当然なのです。

TRTの「身体にやさしい最進打法」はそれとは真逆の動作が幾つもあります。

なぜそうなのかを理解したらあなたのゴルフは劇的に改善されます。

筋反射のメカニズムはかなり専門的な知識です。

これを取り入れなければ正しいスイングにならないことを多くの方は知りません。

どれを採用するかを他人にとやかく言われたくはないものです。

確かにそうではありますが、努力が報われなければ意地を張っても無意味でしょう。

「自分にはゴルフが向いていない」

「今日を限りにゴルフはやめた」

なんて言ったのは思うように打てなかったからですよね!

着眼点を変えればそんな悩みは解決するので、ほんの少しの勇気を出してください。

上達しない理論が支持される負の連鎖は、皆さんの意識改革で断ち切れます。

この素晴らしいゴルフが生涯スポーツとして定着したらかなり素敵ですよね。

矛盾のない動作なら誰もが当たり前に打てる未来は必ず訪れます。



『上手くなるために』

ゴルフは面白いのになかなか思うようにならないようで、試行錯誤の末に「基本にかえろう」となります。

しかし、その基本を正しく理解していないといつまで経っても埒があきません。

ここでは、そんな事が起こらないように具体的に何をすべきかを解説します。

専門用語を使うため初心者には難しいかも知れませんが、読むだけでも何をすべきかは見えてくるとおもいます。

右打の解説なので左利きの方は置き換えてご覧ください。


「正しいスイングとは」

ゴルフ雑誌などが伝える情報は常に進歩しているかのように次々と出てきます。

しかし、同じ内容を提唱者や言葉を変えるだけで繰り返している場合がよくあります。

そんな弱いものいじめみたいな事が起こるのは、動作が複雑すぎて統一することが出来ないからです。

メンタルとフィジカルを合体させなければならないので、今後もこの状況は続くものと思われます。

週刊誌などでゴルフが上手くなるとはとても思えません。

それをウエブで検索すると、出てくる数に驚くのではないでしょうか?

そんな時に頼るのは「いいね」の数ですよね。

インターネットの普及はこうして多数決を日常化させています。

それを基に練習すると本質を見失う場合があるので、以下の二点を確認してみましょう。

一つ目は、努力してるのに上達しない。

二つ目は、適度に打てるけれど身体への負担が大きい。

このどちらかに当てはまったらいいねが沢山あっても続けてはいけません。

何故ならば、これらは後々身も心もボロボロにするからです。

正しいスイングとは

 
「身体への負担が少なく
     綺麗で思うように打てる」


というもので、漠然としていますが意味深いものです。

昔乍らの打法に拘る人は、幾らやっても打てず故障にも悩まされてきました。

頑張った結果に落ち込まされたのでは残念でしかありません。

多くの方が我慢しながら続けるのは選択肢の無かった時代の名残です。

もう十分に苦労したのだから「出来ない打法」だったと気付いて下さい。

ここでおすすめする最進打法はあらゆる矛盾をきれいに取り除いてあります。

正しく学んでいただければ負担は激減し確実に打てるようになるのは間違いありません。

これは幾ら頑張っても駄目だった今迄のものとは別物です。

楽に打てる幸せをつかむなら、立派な文言や押しの強い人に惑わされないようにしましょう。

「教わる場所」

全く練習もせずにコースへ出る人は大変な思いをします。

多くの場合、周りへの迷惑には気付かず自分だけが辛かったように感じます。

そして、「次回は必ず」と、自力での解決を目指します。

しかし、それが叶うことは無く大抵は下手固めになり悪化させます。

二進も三進もいかなくなると漸く教わる気持ちになりますが、そんな時に何処へ向かうのでしょう?

○ブランド志向タイプ
 多少値段が高くても知名度優先
○節約タイプ
 グループレッスンでも値段重視
○便利優先タイプ
 通いやすい通勤圏内の近場

といった感じでしょうか。

自分で気に入る場所は状況や目的によって変るのは当然です。

それがどこであれ、指導方法はその場所なりの特徴があるので簡単に優劣は付けられません。

ただ、何時までも打てなかったり、動作に痛みを伴うようならそこは敬遠するべきでしょう。

教える人が当らない原因を看破できなければ、巧みな言葉で誤魔化しても上達は望めないからです。


練習場などで、肘が引けているとか体重が残るとかを指摘する姿を頻繁に見かけます。

これは状況を説明しているだけであって指導とは違います。

近頃は海外のティーチング資格を取得したゴルフスクールが急増しています。

みなさんはアメリカの資格というと漠然と日本より優れているように感じますよね。

実のところPGAの資格認定試験は日本で最も厳しく設定されています。

資格取得後の研修も十分な時間を割き必要な人材を育てているのが現状です。

NGFやUSGTF等の団体にはそれほどの厳しさはありません。

資格が取りやすいからそちらへ流れているとしたら、見方は一変しますよね。

多くの場合、そういった場所ではスイング診断機を駆使しマニュアルに沿って指導します。

最新技術を導入した器機は動きや形のずれを鮮明に映し出すのでかなり人気があるようです。

しかし、よく考えてみればこれも先の状況説明の範疇ではないでしょうか?

何故そう考えるかというと、全ての動作は結果として出るからです。

原因が特定できなければ、表面の姿だけを修正したところで何も解決しません。

駄目の根源を的確に見抜き、改善のために何をすべきか示唆することが本来の指導ですよね。

マニュアル通りのレッスンでは通信講座と同じことになり直接教わる意味も薄れます。

個人差のある能力を最大限に引き出すには、確かな知識と大いなる経験の両方が不可欠です。

教わる場所は自分で選べるので、施設が充実しているとか先生がイケメンというのも勿論ありです。

ただ、上達に希望が持てないときは簡単に挫折するので慎重にご対処下さい。


時々頼みもしないのに寄ってくる教え魔が居ます。

これはあらゆる所に出没し親切心で行動するのでかなり厄介です。

関わると悲惨な結果になるので、専門家に委ねる事を強くお勧めします。

「運動音痴も大丈夫」

ゴルフの難しさは誰にも平等で、最初から普通に当ることはまずありません。

何も知らずにゴルフをはじめる時は誰もが同等といえるのではないでしょうか。

過去の運動結果はあまり関係ありません。

日常の生活に支障のない運動能力があれば充分なのは、ゴルフが他人と競わないからです。

自分自身とコースと自然が相手です。

ただ、この部分を理解するにはコースでの経験を適度に積む事が必要でしょう。

意味深いことですが、何をしたらどうなるかという、出る結果をきちんと把握してさえいれば大丈夫。

あとは冷静な状況判断の下に、自分が出来る範囲の事をやるだけなので高度な運動能力は要りません。

矛盾の無い理論があればかなり楽しめるようになりますが、技量的な個人差が出るのは当然です。

100切を単なる通過点にするのは選択する打法に依るので、自分の運動音痴のせいにするのはやめましょう。

『 身体にやさしい最進打法 』
その1 〈振子と構え〉

ゴルフスイングの大元になるのは振子運動ですが、これは腕とクラブの二つの振子を合体させた動きです。

先に腕の説明ですが、真下に伸ばした両腕を振子運動させるにはどうしましょう?

直立したままでは体の側面にある腕を、ゴルフ用の振子運動にすることはできません。

背筋を伸ばしたまま、股関節の辺りから上体を30度くらい前傾させてください。

そうして体の正面で両手を合わせて両肘を伸ばすと、肩と腕で三角形が作られるのが確認できます。

これでゴルフ用の振子運動を邪魔する身体が無くなります。

ゴルフの構えが何故こうなるかの理由でもあります。

振子には半径と中心点があるので、体のどの部分がそこを担当するかを特定しなければいけません。

この段階では半径は両腕と考えますが、最終的には左腕一本になります。

振子の中心点を背骨の上にある首の付け根のこぶの位置と考えれば両腕が振子運動しやすくなります。

この部分の揺れが最小限になるように各部を連動させます。

なぜ「動かないようにではなく、揺れを最小限に」と表現するかは非常に重要なので後から述べます。

首の付け根を中心点として肩を動かすことで伸ばした両腕に振り子運動をさせます。

ここでの意識は腕ではなく肩を動かすにして下さい。

腕力に頼ると肘が曲がりやすく安定して球に当たらなくなるからです。

最終的に「飛ぶ」「曲がらない」に役立てるためにどこを意識するかを確認しておいた方がよいでしょう。

続いて二つ目のクラブの振子運動です。

その2でも説明しますが支点がずれたら振子にならないのでクラブを動かすのは積極的な右手になります。

右手一本でクラブを持ち肘の曲げ伸ばしで放り出すように訓練してみて下さい。

それでヘッドの重さが使えるようになります。

右手の自然なローリングでクラブヘッドが無理なく円運動するようにしてください。

スイング中は腕と一緒にクラブも動動かすものです。

そうなると、腕の振子とクラブの振子の両方をバランスよく動かす訓練が必要になります。


その2 〈グリップとテコ〉

クラブは両手で持ちますよね。

皆さんが知っている握り方をすると左右手の位置が同じではなく、上下にズレがあります。

このズレは、クラブヘッドをスムーズ且つパワフルに動かすのに役立つものです。

では、何故この形になったかに触れてみましょう。

左利きが右打ちすると有利だと昔からよく言われてきました。

けれど、この特殊な握り方の意味が分ればそれが感覚的な勘違いなのが分かります。


球を打つ時に必要なのは、クラブヘッドに力がきちんと伝えらるようにすることです。

更に遠くに飛ばすにはスピードが必要になりますが、これは物理的に矛盾がありません。

これを別々に試してみましょう。

最初に力をヘッドに伝えるにはどうすべきかです。

左手と右手の間隔を広めにあけて握ることで大きな力は伝わるのが確認できます。

次に、両手が離れた状態のまま振ってみると、力は確かに入るけれどもスピードを出すことはできません。

ヘッドをスピーディーに動かすには手の間隔が狭い方が効果的です。

この「スピード」と「力」の両方をクラブヘッドにバランスよく伝えられる握り方が今のグリップです。

これは先人たちの工夫に因って出来たものですが、偶然にも理に適っていました。

この左右の手のズレを利用すればクラブヘッドが簡単に動かせます。

支点が左手、力点が右手で、作用点がクラブヘッドと、正にテコです。

ショートアプローチなどで失敗の多い人は、このテコの使い方を練習すれば簡単に解決します。

右手を使ってはいけないという先入観に捉われていると、この重要な部分は理解できないかもしれません。

支点になる左手がボールとの位置関係を保持している事が大切です。

すして右手が左手の外側を回るようにしてクラブを振子運動させます。

支点が大きくズレると力が作用点のクラブヘッドまで正しく伝わりません。

物理的に解釈しても、左手リードではなく積極的な右手の使いが必要になります。

アプローチは球を右寄りにし左手リードのハンドファーストにしなさいと言い切る上級者がいます。

「ゴルフはそんなに甘くないので毎日の練習は当たり前」と、真顔で仰ります。

これは究極の打法と称されていますが、それで打てる人があまりにも少ないことが所以です。

何であれ自分が楽しむのが大切なので出来ないものに挑戦するのも然り。

とは言え、どうせやるなら時間や負担は少ないに越したことはありません。

何であれ簡単なものなどありませんが、ここでの教えは体得までに半年もあれば充分です。

一度できればそれを維持するための練習も週一の50球くらいで大丈夫。

それは「てこ」が可能にしてくれます。

20ヤード前後は球を打つという意識を捨てます。

左手を支点にした振子運動でクラブヘッドを放り出すようにすべらせます。

これは実際の指導で体感してください。

より飛ばすには肩の動きで作る左腕の振り子運動を加えます。

腕とクラブの二つの振子は個々に重要で、これをバランスよく連動させる練習をしなければいけません。

これで100ヤード以内が思い通りに打ち分けられます。

では、更に遠くへ飛ばすためには何が必要でしょう?

その3 〈フットワ-クとボディ-タ-ン〉

腕とクラブの二つの振子を、肩の動きとテコで一つのスイングとして表現します。

そうすりことでショットの失敗は激減します。

ただ大きな飛距離は望めません。

更に飛ばすには、クラブヘッドの運動量を上げることが必要になります。

振り子を大きくしようとして腕を大きく動かしても、揺れが増すだけでむしろ当らなくなります。

これを解決するのが足の動きです。

回転すると言う意味で腰を動かそうとしても、身体の構造上単独では動かない事はあ知られていません。

ここでも実験をしてみましょう。

最初に、両膝を伸ばし肩幅くらいに足を開き、そして腰に両手を当てます。

そのまま足を動かさずにその手で腰を動かしてみましょう。

すると、足が動かないと腰も動かない事が確認できます。

もう一つ、同じく腰に手を当てます。

両膝を伸ばしたままで、今度は両の太腿を左右にねじるようにしてみてください。

足を動かしているつもりでも、腰が同時に動くのが確認できるでしょう。

これはからだの構造上の結果です。

膝を固定して上体を捻転させるという考えには軸ブレを抑えたいという考えがあります。

ただ、そう云い張るのは腰の回転は足の動きで生まれることを知らないからです。

このあたりは感覚論の矛盾ではないでしょうか。

膝を動かさなければ腰は回らないのに、それを強引に動かそうとすれば肩や腕に余分な力が入ります。

これでは、止めたいと思っているのに逆に大きな揺れが生じるだけでしょう。

腰を止めたままでの上体の捻転を懸念するのは、勿論やりずらいという部分もあります。

それよりも腰への負担が大きくなるで故障のリスクが高いという方が上です。


全てが連動するようにして揺れを最小限にするのが理想です。

となれば体のどの部分も動かないように固定してはいけません。

止めることの出来ない揺れがあることを認識しなければ、正しいスイング作りは困難です。

「ベタ足」や「膝の固定」の考え方は、結果的に下半身が安定するばかりで上体の揺れは止まりません。

これでは最悪の「動けない」になってしまいます。

動かないのに動こうとすれば腰や肘が悲鳴を上げるのは当然でしょう。

ゴルファーの多くが故障しており、ゴルフに痛みは付き物だと思い込んでいる人ばかり。

こんな状況はとてもじゃありませんが放置できるものではありません。

画期的な理論が存在するのに受け入れないのは、頑張った過去を捨てれられないからではないでしょうか?

出来ずに痛みまであるその原因が、固定するや動かさないにあることに気付いてください。

それを直すことで少しでも早くそこから解放されることをお祈りします。

腰は単独では動きませんが、より遠くにそして安定して飛ばすにはボディーターンがどうしても必要です。

そのためにフットワークが不可欠であるとお気付き下さい。

前の項で触れた「揺れを小さく」の表現についてご理解いただけたでしょうか。

この意識は全ての動作に共通します。

大切な事は「まず動きその動きの中でバランスをとる」ということです。

体のどの部分も、固めて動かないようにするのではなく、連動させる事で相乗効果を引き出します。

これにより身体への負担を軽減し、綺麗で安定したスイングにします。

自己流を貫いている人はキーワードを常に探求しいます。

そんなことから雑誌などに登場する「成功者の談」などが気になるのでしょう。

それを参考にしようとしても、感覚的な表現は理解し難く、更なる混沌を招くのでご注意ください。

初心者は本格的な指導を嫌がる傾向にありますが、羨望されるものが何処にでも有る訳ではありません。

どうせやるなら健全に上達できる場所を探してください。


ここまでは、何を基にどんな練習を心がけるべきかというお話でした。

自分自身をしっかりと観察して今陥っている傾向を掴んでみて下さい。

そのあたりが把握できれば多くの問題はかなり解決されます。

その4 〈ギャップ〉

ここでは不可解で自分では気付く事のできない部分の説明をします。

この部分は美しいスイング作りに重要なのでご理解下さい。

皆さんは教えられた事を一生懸命にやっているのに、何度も直されたりしますよね。

自分的にはきちんとやっているのに、何が違うんだろうと、腹立たしく思ったりもします。

これは、優秀な先生とすばらしい理論に恵まれ、その下で前向きな練習をしていても起こる現象です。

何故でしょうか?

簡単な例を一つあげてみましょう。

「両肘を伸したまま振子を表現する」という、基本になる初歩の動作があります。

腕の感覚ではなく、伸ばしたままの両腕を肩で動かしてもらうと、なぜか片方の肘を曲げてしまいます。

ここで問題なのは、指摘されるまで左腕が曲がった事に気付かない事です。

これは、言われたことは確実にやっていると思い込んでいるのです。

与えられたイメージをやろうとしても、実際に表現されるのは全く違うといことが良く起こります。

感覚と実際の動きのズレです。

指導の際には「イメージと動きのギャップ」という言い方で登場します。

これはあらゆる部分に現れるのに残念ながら自分では全く気付けません。

指摘して説明して漸く理解されるという厄介な現象です。

それを自覚すると驚きが大きく、自分だけが変であるかのような錯覚を起こしてしまいます。

しかしそうではありません。

この様なズレは大小の差はあれどプロも含めた全ての人が持っているものなのでご安心ください。

これを知らなければ、スイング診断機の画像を幾ら見せられても何の解決にもならないでしょう。

イメージ通りに体を動かすにはそれなりの訓練が必要です。

先ずは、この不可解な存在をきちんと認識して下さい。

このギャップが克服できれば、今までに球が打てなくて挫折した人でも必ず楽しめるようになります。

その5 本能的な動き
〈なぜ思い通りにならないの?〉

ゴルフスイングは本能的な反応では対応できません。

自然な動作はスイングを邪魔するので、先ずは全ての動きを丹念に作るという地味な作業を繰り返します。

作るだけではなく、それが適所で反応するように訓練します。

それをしなければ部分的なパーツを正確に作ったとしても意味は有りません。

リズミカルにバランスよく動くというのが理想的なゴルフスイングです。

そうなると連動させるという意味合いで反復練習が重要になります。

ゴルフを知らない人は止まっている球なら簡単に打てると思い力任せに振り回すのではないでしょうか。

自信たっぷりでも殆どが空振りするかゴロにってしまいます。

運動神経が良い人ほど、このような傾向にあるようです。

それをさせてしまうのが反射神経です。

これは、運動結果を左右する、生まれながらに個人差のある能力です。

野球、テニス、サッカー、など、直接対戦するスポーツは多くあります。

これらは相手より素早い反応が要求されるものばかり。

その中で活躍するには、この能力が優れていなければ話になりません。

子供の頃からよくやるこれらの運動には常に主役が居ました。

それによって脇役に甘んじるという悔しい思いをした人が圧倒的なはずです。

この優劣の差が顕著な動作をゴルフにあてはめたらどうなるでしょう?

練習場などで観察していると、そんな抜群の運動神経の持ち主ほどスマートに立ち回ることはできません。

真剣に打とうとしても当たらないのは、ゴルフスイングの中には日常生活で使わない筋肉があるからです。

それがブレーキをかけるので、単純で易しそうでも思うようにならないのです。

自分が持っている能力で力一杯やりたくても、それをお奨めしない理由は条件反射で詳しく述べます。


表現しずらい動作を容易く身に着ける方法があります。

それは、連続した流れをやめ本来やるべき形で6秒間ほど静止させます。

そうする事で未知の動作に素早く馴染めるという運動生理学的な研究結果があるからです。

これは現在行われているレッスンにも導入されており、かなりの効果を上げています。

初心者が力任せに振り回す無謀なやり方は、上達には程遠い体力作りになるということです。

そんな無駄を回避するには段階的に作りながら組み立てることが必要です。

他の運動で優っているはずの反射神経が初歩の段階では邪魔をします。

ですから、それに頼らずに確実に作るという作業を繰り返して下さい。

そうすれば、子供の頃に勝てないと思っていた輩を見返す事だってできるでしょう。


自分なりにやりたいから教わりたくないという人が多いのは困ったものです。

それが、何年やってもドライバーが打てなかったり、アプローチが苦手だったりをさせています。

上手くなるには素直な心が一番。

本来作るべき動作を知らなければどんな工夫も役には立ちません。

老若男女を問わず動作に負担の無い美しいフォームで球が打てるとしたらどうですか?

そのために何が必要で何を作るかを学んでください。

その6 条件反射
〈なかなか取れない悪い動き〉

『 すべての反射は神経系を介して起こる。
反射が起こるためには、刺激が受容されその刺激がなんらかの中枢で処理され、筋や腺に伝えられるという経路が考えられる。
この経路を反射弓と言う。
反射弓の特徴は、中枢が大脳皮質でなく、脊髄や脳神経核などにあることと言える。
反射を起こす刺激は大脳皮質まで送られるものの、反射の中枢はそれ以前にある。
脳皮質を通るよりも短い経路で反応が起こされることになり、より速く、そして的確に反応する役に立っている。 』


この解説でも分るように、ある条件が揃うと大脳からの指示より先に脊髄や核から刺激を受けます。

それにより通常よりも早く体が反応する反射の存在が確認できます。

だからなんだ!という方も多いかと思います。

実はこれがなかなか取れない悪い動きの原因になっています。

改善するつもりでも、いつもと同じリズムとバランスではまさに同じ条件が与えられた事になります。

これでは動きは変化しません。

学生の頃「パブロフの犬」で習ったのを思い出してください。

これは、自分の意志ではコントロールできない経験値による反応です。

実生活では役立つ能力ですがゴルフではかなり厄介なものになります。

条件が揃うと脳よりも早いタイミンで自分が意図しない命令が出されます。

この状態は指示通りに身体が反応していないのに、頭では新たな動きを導入したとの認識になります。

別の何かをしようとしても同じルーティーンでは、条件反射のメカニズムで以前と同じ反応をします。

そうしてどんなに頑張っても出来ないという残念な結果を招きます。


物事の判断をしたり記憶するのは勿論脳です。

瞬時に命令を出す脊髄や神経核などには反応させる機能しかありません。

同じ条件なら同じ反応をさせるだけです。

誰もが失敗を目的にはないでしょう。

しかし、漠然と「巧く打つ」という同じイメージでは動作の変化は得られないという事です。

この意味がご理解いただけたでしょうか?

今度こそ、はまさに下手固めなんです。

何時もと違う条件、例えば、小さく、ゆっくり、軽く、などを取り入れてください。

そうすることで別の動きとして体に覚えこませてゆくのです。

具体的に何をするかを決め、それを確実に訓練しなければ改善は困難なのでそれなりの対応が必要です。

これは一人の練習では解決できません。

ゴルフを良く知る第三者に主旨を説明し監視してもらいましょう。

その7 反作用
〈上体が右残りする原因〉

「明治の大砲」といわれるものがあります。

これはアマチュアゴルファーの崩れたフィニッシュを指した言葉です。

力の法則を知らずに漠然とスイングすれば誰もが逆方向に体重が移動してしまいます。

これが撃った後に勢いよく戻ってくる明治時代の大砲に似ているためそう命名されました。

では何故そうなるのでしょう?

これは、この後に出てくる慣性力と同じように自然の力の影響を受た結果です。

誰もが、スイングのたびに「避けることの出来ない力」に邪魔されることを知らなければいけません。

実際にやるとより解りやすいので、簡単な実験をしましょう。

椅子などに背筋を伸ばし浅く腰掛け、足が床から10cmほど浮くように膝を上げて下さい。

それから両腕を胸の前に水平に伸ばします。

これで準備OK 実験開始です。

その両腕をリズミカルに、右、左と、ゆっくりと動かします。

そうするとその上げている両膝はどんな動きをするでしょう?

どなたも腕と同じ方向に動かず、むしろ逆に動く事が観察されたのではないでしょうか。

腕を動かす動作が作用で、足が反対側に動かされるのが反作用です。

見た目よりも大きな力なので両方同じ方向に動かそうとしてもできません。

ゴルフの構えのように立った状態ですと「おへそ」の辺りが境になり上下に逆の動きが起こります。

がむしゃらに上体の力で振り回せば下半身は右へ動くため「明治の大砲」の出現となるのです。

反作用は誰もがスイングをする度に必ず受けるのもなので、これを知らないと右残りは修正できません。

基本動作にダウンスイングの切返しで左への踏込があります。

その時に左膝を伸ばさないと腰は回らず反作用に負けてしまいます。

大きなその力を左踵で受ける訓練をして下さい。

これには反作用をコントロールして上体の揺れを最小限にするというのが一つ。

もう一つは無理なくパワーアップするという二つの大きな役割が含まれています。

足の動きが必要である事の根拠です。

「足って動かしていいの」は愚問でしかありません。

その8 慣性力
〈スライスや低い球が出る理由〉

慣性とは
物体が常に現在の運動状態を保とうとする性質のことをいいます。

慣性力とは
運動状態の物体に別の力を加えた時、それでもそのまま同じ運動を続けようとする力を指します。

一体何の関係があるのでしょう?

球を打つ前にボールに向かって立つ事をアドレスというのはご存知でしょう。

その時にクラブヘッドをボールの後ろに下ろすのをソールしたとルール上は定義します。

これは球を打つ前の動作ですが、そうするとこのクラブヘッドは一旦静止します。

この場合、ヘッドも物体ですから慣性により静止状態を保とうとします。

皆さんが感じる上げ始めの動きずらさがこれなんです。

これをフォワードプレスという、手元を目標方向に少し動かし、その反動で解決する人も多くいます。

そうして一度バックスイングに入ると、動き出したクラブヘッドはそのまま同じ方向に動き続けます。

ダウンスイングに入ってもヘッドはまだ後ろへ動く慣性力があり、ヘッドの動きとスイングの方向に時差が生じます。

運動の方向が逆になる引っ張り合いです。

この必ず受けてしまうこの力を認識していないと上体の右揺れや右肩の下がりは止められません。

慣性力に負けまいとする無意識の動作は手元を先行させるからです。

本人の意思とは関係なく極端なハンドファーストのインパクトが出現します。

これにより押し出しやトップというミスが出やすくなります。

どんな状況かはやってみるとすぐに理解できるので実験してみましょう。

ボールをセットして構えます。
クラブヘッドをソールしそこからずらさないようにします。
その状態で手元を目標方向へ出してみて下さい。
そうするとクラブフェースが開くのと上体が下がるのが確認できます。

アマチュアの多くがスライサーなのはこれが原因です。

ミスショットの大半はこの慣性力に因るものです。

昔の感覚論では、この影響された結果のまま左手リードに置き換える事で解決しようとしています。

この考え方はそれから起こる幾つかの欠点を補うために帳尻合せ的な細工をしています。

それらが原因で、そこそこになるまでに時間と身体への負担が大きな犠牲になります。

スライスを修正するのに「手の返し」なるものを駆使し手首の強引な動きを強調します。

そのままでは、クラブフェースが立った状態のインパクトになり、極端に球筋が低くなってしまいます。

それを補うために「ビハインド・ザ・ボール」という、球より頭を飛球線後方に置きクラブのロフトを調整させたのです。

その結果でプロレスの逆エビ固めのような逆C型のフィニッシュになりました。

検証すればめちゃくちゃで、球に当てることだけに特化しているのがわかります。

この様な強引な動作は、腱鞘炎やゴルフ肘そして腰痛などを引き起こしゴルファーを苦しめてきました。

これが多くの方が支持している打法の真の姿だとわかったら残念ではありませんか?

こんな事でゴルフができなくなった人が多く出ている現実を知れば、誰も好き好んで採用はしませんよね。

大きな力を使わずにこの慣性力をコントロールするにはテコの応用が効果的です。

支点の左手、力点の右手、作用点のクラブヘッド、という役割を理解し行使して下さい。

そうする事で、クラブヘッドは無理なく戻せます。

左手は支えるという考え方なら問題ありません。

しかしクラブを積極的に動かすという考え方では安定したインパクトは困難になります。

左手リードでは、毎回必ず影響を受けてしまう慣性力に対応できないとご理解ください。

これが右手を積極的に使わなければならない理由です。

駄目押しとして、パワーが有り自在に動かせる利き手を使ってはいけないというスポーツが他にありますか?

・・・・・。

矛盾のある事柄はまだあるので順次解説しますのでお楽しみに。


TRT ゴルフスクール校長





 ※ 追 記

状況は様々ですが、指導をする誰もが、正しいとの信念に基づいて教えているのは間違いありません。