『上手くなれない訳』

≪間違った認識≫

知っているようで知らないのがゴルフなの
で、先ずはどういうものかおさらいです。

練習場で球を打つだけではまだゴルフでは
ありません。

「打球を操りホール毎に設定されている規
定打数のパーをどの様に攻略するかを模索
する大自然と設計者の英知に挑む壮大なゲ
ーム」

というもので、実際にコースに出てはじめ
てゴルフになるということです。

止まっている球を打つことから、少し運動
に自信のある人は簡単だと思うかもしれま
せんが、甘く見ると大変なことになるので
ご注意ください。

日本最古のゴルフ場は神戸に有ります。

1901年、親日家だったイギリス人貿易商の
グルームという人物が、海抜850mの六甲
山中に4つのホールを造らせました。

ここなら夏場も涼しいからです。

1903年、神戸商工会議所はそこを9ホール
にして神戸ゴルフ倶楽部を設立。

日本初のゴルフコースとなりました。

現在では、この狭い国土におよそ2,400の
コースが犇めく世界第二位のゴルフ大国と
なっています。

一番はアメリカで約1万5千とぶっちぎり。

今では誰もが気軽に楽しめますが、はじま
りは特権階級だけのもので庶民はその存在
すら知りませんでした。

1957年に霞ケ関CCで開催されたカナダカ
ップで日本チームが優勝したことによりゴ
ルフブームが到来します。

これは後にゴルフワールドカップと改名。

紳士のゲームといわれるゴルフではありま
すが、実は長い間スポーツとして扱われま
せんでした。

運動量が少ないのとゲーム性が高いことが
主な理由だったようですが、生活スタイル
の変化により昇格したようです。

そうしてスポーツとして根付いたゴルフな
のに、手強くて思うようにならない厄介な
ものでした。

それが日本人の性には合ったらしく多くの
方の支持を得たのです。

その頃は何をしたら上手くなれるのか誰も
知らなかったため、日曜日の朝のゴルフレ
ッスン番組は恰好の情報収集源でした。

テレビで放映されるものなので、それを鵜
呑みにしていた人は多かったのではないで
しょうか。

半世紀以上経った現在でも当時と変わらな
い言葉で伝えられ、群衆心理的な数の法則
で支持者を増やし続けているのはとても残
念であります。

何故ならば「ゴルフは難しくて辛い」との
観念はそんな昔乍らの情報に因るものだか
らです。

駄目な結果なら打開策を講じるのは摂理な
のに、熱狂的な信者に気圧され何も出来な
かったのか?

はたまた、みんなが憧れるアメリカンを疑
うような冒涜をしなかったのか?

圧倒的に支持されているとしても、その多
くが困惑しているなら、指導する側は放置
でききません。

幾ら頑張っても下手なのは皆が正しいと信
じている「それ」が原因なのはもうお分か
りですね。

間違った認識として指摘するのは、上手く
なれないのは自分の運動能力的な問題だと
していることです。

動作の矛盾を取り除いた最進打法なら、運
動に自信が無くても普通に打てるし身体も
辛くはなりません。

「ゴルフ最大の欠点は面白すぎる事だ」と
なれば、是非とも健全にプレーしたいもの
ですね。

上級者はよく「ゴルフはそんなに甘くな
い」と嘯くけれど、これは「知っていると
いう無知」の教えを思い出させます。



≪駄目の理由≫

ゴルフを始める動機は様々なのに、身近な人にアドバイスを受けてしまうのは何処も同じで、それが上達困難の始まりです。

何故かというと、ゴルフスイングは不自然な動作をバランス良く組み合わせるという特殊性があるからです。

専門的な知識と経験が無ければ正しく教えられるものではありません。

「ゴルフは最初が肝心」というのはそんな深い意味があります。

みんなが分らないから知ったかぶりの教え魔が出没しますが、どんな環境であれ頑張っていると何とかなります。

更に続けるとゴルフはかなり難しいことに気付き、その辺りから周りが同じ悩みである事が見えて来ます。

ベタ足にして足の指で地面をつかむ
膝を固定し身体の揺れを抑える
左手リードでダウンブロー
頭はビハインドザボール
インパクト後にヘッドを加速

これらが普通にやっていると遭遇するものですが結構思い当たることでしょう。

研修生の頃の私もこれに行着きました。

何も分らなかったため本物に出会えたようで嬉々としたものですが、幾らやっても駄目だったのを思い出します。

そんな訳で先行きの不安は増すばかり。

出来ないのは練習不足か自分自身の能力の問題だと思っているので、その打法を疑う人は皆無だったといえるでしょう。

どの研修生も他に選択肢は無く、同じものを自分なりに工夫するだけでした。

しかし、矛盾のあるこの打法なので次第に体の節々を痛めつけてきます。

辛くなるのは、腰、肘、手首ですが、このどこか一つでも故障すると連鎖的に全部がやられてしまいます。

幸いにも私は大丈夫でしたが、そんな症状に陥った人は、軽度を含めたら9割を超すのではないでしょうか。

目的達成には多くの練習が必要なのに、そうなってしまうと悪化させない工夫に時間が奪われます。

一度壊れると簡単には治らないので精神的にも参るし、箸が持てなかったりまともに歩けないなど、日常の生活にまでも支障をきたしていました。

そんな事でプロ断念を余儀なくされた研修生はどれほどいたことでしょう?

これはただの話ではなく実際に私が経験した紛れもない事実です。

極めようとしなければ少し厄介くらいで済みますが、本気を出したとたんに牙をむく危険打法だとご承知おきください。

これが「駄目の理由」です。

落伍者の烙印を押された人たちを可哀相だとは思いつつも、それは自業自得だと感じていた愚かな時期もありました。

冷静に振り返ればこの打法の被害者なのが十分すぎるほどわかります。

アメリカン打法で夢破れた人たちが現在どうしているか知る術もありませんが、その経験を人前で語ればこの問題の解決は早まるのではないでしょうか。

指導者はこのような歴史を知るべきです。

身体が壊れるのは昔話ではなく、今そこにあるリスクだとご承知ください。



≪蔓延する流れ≫

ところで、皆さんはプロゴルファーになるにはどうしたらよいかご存知ですか?

多くの方は想像もできないと思いますので、大まかな流れを説明しましょう。

普通の人がプロを目指すと、最初にアシスタント研修会と称される各地区で開催される競技会に出るための試験を受けます。

研修生というのは、この第一段階の入会テストを通過した者を指します。

全国にある幾つもの団体が研修生達のための月例会を開催しており、その平均スコア上位者が地区大会に推薦されます。

それを勝ち抜くとJPGA
(日本プロゴルフ協会)主催の認定試験が待っています。

これが通称プロテストです。

このプロテストは、一次予選会、二次予選会、最終選考会に分かれており、最終では4日間で72ホールのストロークプレーで競い合います。

そこでの50位タイまでが筆記試験を行い、それにパスした人が晴れてトーナメントプロとして認定されます。

この認定試験は現在では年一回の開催になっていますが、春と秋の2回開催されていた時期が長くあり、合格者は年間30名で各期15名と決められていました。

そのため、合格ラインの者が15名以上だった場合は、そのタイスコア全員を数合せのために再度競わせる「プレーオフ」という残酷なシステムが存在したのです。

合格している成績なのにこれで負けると全てが取り消されました。

こんな理不尽が長い間当たり前のように行われていたのはPGAの負の遺産かもしれません。

悪法もまた法なりという言葉はありますが、そんなもので落された人たちを慮れば、タイスコア全てを合格にする今のシステムは圧倒的に正しいと感じます。

何れにせよこのプロテストが数多の試験よりも狭き門なのに違いはありません。

厳しい認定試験故か受験の資格取得に関しては拡大傾向にあるようです。

近年ではJGA(日本ゴルフ協会)のハンディキャップが3以下の人や、日本がつくアマチュアタイトル取得者などにもチャンスが与えられています。

毎年必ずプロが誕生しますが、その裏で何十倍もの人が研修の場に戻されます。

テストに落ちれば反省し原因を追究するのは当然ですが、それが自分の能力的な問題だと思い込む人は多いようです。

そんな時は共に苦労して成功した人を頼りたいのに、その同胞は別格となり遠い存在になってしまうのです。

そうなると自力で頑張るだけです。

再挑戦するには元の研修の場に戻りますが、そこには実績と強い発言力を持った古株がいるため思い通りにはなりません。

そこに自分の経験談をぶつけても「君が正しければ私に勝てるだろう」との大義名分的な一言で一蹴されてしまいます。

正論が通らない厄介な場面ですが、そんな理不尽な状況はどの地域も同じです。

忸怩たる思いで練習を継続し、自分より格下を同じような状況に巻き込みます。

成績が良ければプロテストまでなら何度でも行けますが、受かるチャンスは簡単に来ません。

挑戦者の99%が憂き目を見る試練を突破するには、その時の運も必要なのでしょう。

その運に恵まれず、やがて年齢的にトーナメントプロとして厳しくなると、ゴルフ指導の場に活路を見出します。

そのようにゴルフレッスンに転身する者はプロとして認定される人よりも多く、そこでも以前と変わらない上下関係が継続され古い体質が維持されます。

彼らは合格できなかった原因は自分の能力的な問題だと感じてしまい、取り組んだ打法に欠陥があるとは考えないため、それを指導に用います。

アマチュアゴルファーの間にもこれと同じような縦社会が存在し、この両者は昔ながらの打法を支持し続けています。

これが蔓延する理由ではないでしょうか。

研修生やトップアマのゴルフは間違いなく優れていますが、現役の彼らが死ぬほど頑張ったのにどうにもならなかったのが今までの考え方です。

それが現在の指導に用いられています。

この打法は、丈夫な体と強い気持ちを持ったほんの僅かな人が、想像を絶する練習に耐え抜き成功したかもしれませんが、それは偶然に過ぎなく、その大半は挫折しているのを忘れないでください。

支持者が多くても駄目なものがあるという実例ですが、結果を反省しなければ何も解決はしません。

努力の名の下に時間や身体を犠牲にしてきた皆さんは、どれ程の成果が得られたのでしょうか?

体の故障と上達困難は、専門家ですら体得できなかったものに取り組んでいるからだとお気付き下さい。

ゴルフを愛するみなさんが困惑した散々な過去は歴然としているので、それを教訓にしなければ、これほどもったいないことはありません。



≪解決の糸口≫

以下はアメリカン打法の中心的動作です。

・両膝を固定し身体の揺れを抑える
・右手は添えるだけで使わない
・左手で球を打つ
・ビハインドザボール
・ダウンブロー
・インパクト後に加速

幾らやっても打てずに体が辛いと訴える人は、ここに挙げたものを捨てることができないからではないでしょうか。

感覚的で矛盾のある動作なので思うようにならないのは当然でしょう。

TRTの「身体にやさしい最進打法」はそれとは真逆の動作が幾つもあります。

なぜそうなのかを理解したらあなたのゴルフは劇的に改善されます。

筋反射のメカニズムはかなり専門的な知識ですが、これを取り入れなければ正しいスイング作りが困難なことを多くの方は知りません。

どれを採用するかを他人にとやかく言われたくはないものですが、努力が報われなければそれを続けるのは無意味です。

「自分にはゴルフが向いていない」とか、「今日を限りにゴルフはやめた」なんて言ってしまうのは思うように打てなかったからですよね!

着眼点を変えればそんな悩みは簡単に解決するので、ほんの少しの勇気を出してください。

上達しない理論が支持される負の連鎖は、皆さんの意識改革で断ち切れます。

そうして本来の素晴らしさを回復し、ゴルフが生涯スポーツとして定着することを望みます。

矛盾のない動作なら誰もが当たり前に打てる未来が訪れるでしょう。


『上手くなるために』

ゴルフは面白いのになかなか思うようにならないようで、試行錯誤の末に「基本にかえろう」となるようです。

しかし、その基本を理解していないと、いつまで経っても埒があきません。

ここでは、そんな事が起こらないように、具体的に何をすべきかを解説します。

専門用語を使うため初心者には難しいかも知れませんが、理解すれば何をすべきかが明確になるでしょう。

右打の解説なので左の方は置き換えてご覧ください。



「正しいスイングとは」


ゴルフ雑誌などが伝える情報は、常に進歩しているかのように次々に出てきていますが、言葉を微妙に変化させながら繰り返している事がよくあります。

そんな弱いものいじめみたいな事が起こるのは、ゴルフスイングの捉え方が人によって違いすぎて統一できないという側面があるようです。

メンタルとフィジカルを合体させるのは容易では無く、そのヒントを得るために検索すると、言葉巧みなものがたくさんあり何が良いのやら。

そんな時に頼るのは「いいね」の多さではないでしょうか。

SNS等の普及で多数決的な判断をすることに慣れてきていますが、これは本質を見失う可能性が高いので注意が必要です。

錯綜する情報の中からようやく選び出したものであっても、努力に見合わない結果ならばそれに固執してはいけません。

また、取敢えず打てたとしても身体への負担が大きければ続けてはいけません。

この両者は後々身も心も壊すからです。

正しいスイングとは

 
「身体への負担が少なく
      綺麗で思うように打てる」


というもので、漠然としていますが意味深いものです。

昔乍らの打法に拘る人は、幾らやっても打てず多くの故障に悩まされています。

長年頑張った結果がそれではあまりにも残念すぎるので、そろそろそれを出来ないものと位置付けてもよさそうですね。

ここでおすすめする最進の打法が特別に易しい訳ではありませんが、体が楽になり当たる確率は抜群に向上します。

勿論それなりの努力は必要ですが、今までのものとは比較にならない程の結果が得られるでしょう。

目的達成のためには何をすべきかを見極め、立派な文言や押しの強い人に惑わされないようにして下さい。



「教わる場所」


全く練習もせずにコースへ出てしまうと、その人は周りへの迷惑には気付かず自分だけが辛かったように感じてしまいます。

そして、「次回は必ず」と、自力での解決を目指しますが、それが叶うことは無く大抵は下手固めをします。

二進も三進もいかなくなると、漸く教わる気持ちになるようですが、そんな時に何処へ向かうのでしょう?

○ブランド志向タイプ
 多少値段が高くても知名度優先
○節約タイプ
 グループレッスンでも値段重視
○便利優先タイプ
 通いやすい通勤圏内の近場

という感じでしょうか?

何処であれ自分が納得すればよいのですが、健全にゴルフを楽しみたいのであれば次の二つをチェックしてみて下さい。

a.上手く出来ない時
全ての動きを一から作るのがゴルフスイングなので理解に苦しみます。
このもどかしさに不安を感じたら何故それをしなければいけないかを先生に説明してもらってください。
それに矛盾を感じなければその場所に問題はありません。

b.身体が辛い時
頭では納得しているのにいざやろうとすると身体が辛い動作があります。
それを我慢すると上達する前に身体が壊れるので、そんな時は周りの人をそっと観察してみてください。
辛ければ庇うので恰好悪いはずです。

指導方法にはその場所なりの特徴があるので簡単に優劣は付けられないものです。

ただ、このどちらかに抵触するなら直ぐに別な場所をお探しください。

当たり前の事ですが、教える人が駄目の原因を看破できなければ、巧みな言葉で誤魔化しても結果が出ないのは明白です。

練習場などで、肘が引けているとか体重が残るとかを指摘する姿を目撃しますが、これは状況を説明しているに過ぎません。

これは指導とはいわないでしょう。

最近はスイング診断機を備えている場所が増えてきました。

最新機器を駆使して撮影した自分の姿を見せられ、動きや形を説明されるとそれだけで上手くなった気分になります。

しかし、これも状況説明ですよね。

悪い動きは結果として出るので、駄目な部分を画像で指摘されても、原因が特定できなければ流れの中で作られる複雑な動きを改善することは困難でしょう。

原因を的確に捉え、改善のために何をすべきか示唆することが本来の指導です。

マニュアルにはめ込むレッスンの安心感はあるものの、それだけでは通信講座に等しく直接教わる必要もなくなります。

個人差のある能力を最大限に引き出せるのは、知識と経験の両方を備えた人だけではないでしょうか。

教わる場所は自分で選べます。

施設が充実しているとか、先生がイケメンだという選択肢だって勿論ありです。

何処で習っても自分が納得すればいいだけですが、難しいが故に簡単に挫折するのでご注意ください。

なかには頼みもしないのに寄ってくる教え魔が居ますが、これはあらゆる所に出没し親切心で行動するのでかなり厄介です。

関わると悲惨な結果になるので、専門家に委ねる事を強くお勧めします。



「運動音痴も大丈夫」


ゴルフの難しさは誰にも平等で、最初から普通に当ることはまずありません。

何も知らずにゴルフをはじめる時は誰もが同等といえるでしょう。

過去の運動結果はあまり関係なく日常の生活に支障のない運動能力があれば充分なのは、ゴルフが他人と競うものではないからです。

自分自身とコースと自然が相手になるのですが、この部分を理解するにはコースでの経験を適度に積む必要がありそうです。

意味深いことですが、何をしたらどうなるかという、出る結果をきちんと把握してさえいればいいのです。

あとは冷静な状況判断の下に、自分が出来る範囲の事をやるだけなので高度な運動能力は要りません。

矛盾の無い理論があればかなり楽しめるようになりますが、技量的な個人差が出るのは当然です。

100切を単なる通過点にできるのは選択する打法に依るので、それができないのは自分の運動音痴のせいだと思うのはやめましょう。


『 最 進 打 法 』

その1 〈振子と構え〉


ゴルフスイングの大元になるのは振子運動ですが、これは腕とクラブの二つの振子を合体させた動きです。

先に腕の説明ですが、真下に伸ばした両腕を振子運動させるにはどうしましょう?

直立したままでは体の側面にある腕を、ゴルフ用の振子運動にすることはできません。

背筋を伸ばしたまま、股関節の辺りから上体を30度くらい前傾させてください。

そうして体の正面で両手を合わせて両肘を伸ばすと、肩と腕で三角形が作られるのが確認できます。

これでゴルフのための振子運動を邪魔する身体が無くなります。

ゴルフの構えが何故こうなるかの理由でもあります。

振子には半径と中心点があるので、体のどの部分がそこを担当するかを特定しなければいけません。

この段階では半径は両腕と考えますが、最終的には左腕一本になります。

ではその振子の中心点ですが、背骨の上にある首の付け根のこぶの位置と考える事で両腕が振子運動しやすくなります。

この部分の揺れが最小限になるように各部を連動させます。

なぜ「動かないようにではなく、揺れを最小限に」と表現するかは非常に重要なので後から述べます。

首の付け根を中心点として肩を動かすことで伸ばした両腕が振子をしますが、ここでの意識は腕を動かすのではなく肩を動かします。 

腕力に頼ると肘が曲がりやすく安定して球に当たらなくなるからです。

最終的に「飛ぶ」「曲がらない」に役立てるためにも、どこを意識するかを確認しておいた方がよいでしょう。

続いて二つ目のクラブの振子運動です。

その2でも説明しますが、支点がずれたら振子にならないので、クラブを動かすのは積極的な右手になります。

右手一本でクラブを持ち、肘の曲げ伸ばしで放り出すように訓練するとヘッドの重さが使えるようになります。

右手の自然なローリングでクラブヘッドが無理なく円運動するようにしてください。

スイング中は腕と一緒にクラブも動いるので、腕の振子とクラブの振子の両方をバランスよく動かす訓練が必要になります。



その2 〈グリップとテコ〉


クラブは両手で持ちますが、皆さんが知っている握り方をすると左右手の位置が同じではなく、上下にズレがあります。

このズレは、クラブヘッドをスムーズ且つパワフルに動かすのに役立つものですが、何故この形になったかに触れましょう。

左利きが右打ちすると有利だという言い伝えも、この特殊な握り方の理由が分れば感覚的で間違ったものであるかが分かります。

球を打つのに必要なことはクラブヘッドに力がきちんと伝えられないと駄目です。

更に遠くに飛ばすにはスピードが必要になりますが、これは物理的に矛盾がありません。

これを別々に試してみましょう。

最初に力をヘッドに伝えるにはどうすべきかです。

左手と右手の間隔を広めにあけて握ることで大きな力は伝わるのが確認できます。

次に、両手が離れた状態のまま振ってみると、力は確かに入るけれどもスピードを出すことはできません。

ヘッドをスピーディーに動かすには手の間隔が狭いほが容易なんです。

この「スピード」と「力」の両方をクラブヘッドにバランスよく伝えられる握り方が、人差指と小指を重ねる今の形になりました。

これは先人たちの工夫により偶然に出来たものですが理に適っています。

この左右の手のズレを利用すればクラブヘッドが簡単に動かせます。

支点が左手、力点が右手で、作用点がクラブヘッドと、正にテコです。

ショートアプローチなどで失敗の多い人は、このテコの使い方がきちんと練習されていない場合が多いようです。

右手を使ってはいけないという先入観に捉われていると、この重要な部分は理解できないかもしれません。

支点になる左手がボールとの位置関係を保持している事が大切で、右手が左手の外側を回るようにしてクラブを振子運動させます。

支点が大きくズレると力が作用点のクラブヘッドまで正しく伝わりません。

物理的に解釈しても、左手リードではなく積極的な右手の使いが必要になります。

アプローチなどをハンドファーストに構え、極端に球を右寄りにした左手リードの打法が年配の上級者に支持されてます。

それが出来るようになった人たちは「ゴルフはそんなに甘くないので毎日の練習は当たり前」と、当然の事のように言います。

自分が楽しむ事が大切なのでどんな考え方でもいいのですが、時間や負担は少ないに越したことはありません。

何であれ簡単なものはありませんが、ここで教えは体得までに半年もあれば充分で、それを維持する練習も少なくて済むでしょう。

それを可能にするのがテコです。

20ヤード前後は球を打つという意識ではなく、左手を支点にして振子運動でクラブヘッドを放り出すようにすべらせます。

これは実際の指導で体感してください

それより飛ばすためには、肩の動きで作る左腕の振り子運動を加えます。

この腕とクラブの別々の振子を連動させる練習が必要になります。

これらを総合的にやると100ヤード以内が思い通りに打ち分けられます。

それでは更に遠くへ飛ばすためには何が必要でしょう?



その3
〈フットワ-クとボディ-タ-ン〉

腕とクラブの二つの振子を、肩の動きとテコを使うことで、一つのスイングとして表現するとショットの失敗は激減します。

ただ大きな飛距離は望めません。

更に飛ばすには、クラブヘッドの運動量を上げる必要が生じます。

振り子だけを大きくしようとしても揺れが増してしまい、飛ばすどころか当らなくなってしまいます。

これを解決するのが足の動きです。

回転すると言う意味で腰を動かそうとしますが、身体の構造上単独で腰が動かない事はあまり知られていません。

ここでも実験をしてみましょう。

最初に、両膝を伸ばし肩幅くらいに足を開き、そして腰に両手を当てます。

そのまま足を動かさずにその手で腰を動かしてみましょう。

すると、足が動かないと腰も動かない事が確認できます。

もう一つ、同じく腰に手を当てます。

両膝を伸ばしたままで、今度は両の太腿を左右にねじるようにしてみてください。

足を動かしているつもりでも、腰が同時に動くのが確認できるますね。

これはからだの構造上の結果です。

膝を固定して上体を捻転させるという、昔ながらの考え方には、絶対に軸揺れないという強い意図があります。

腰の回転は、足の動きが無ければ不可能なのに、それを知らないと膝を固定するという、幾らやろうとしてもできない事になります。

これでは腰が大変。

膝を動かさなければ腰は回らないのに、固定したまま動かそうとすれば、肩や腕に余分な力が入ります。

止めたいと思っているのに逆に大きな揺れが生じます。

これではどんなに訓練したところで上手くは打てません。

全てが連動するようにして揺れを最小限にするのが理想なので、体のどの部分も動かないように固定してはいけません。

止めることの出来ない揺れがあることを認識しなければ、正しいスイング作りは困難です。

「ベタ足」や「膝の固定」の考え方は、結果的に下半身が安定するばかりで、上体が揺れが止められません。

これでは最悪の「動けない」になってしまうのです。

動かないのに動こうとすれば腰や肘が悲鳴を上げます。

ゴルファーの多くが故障しており、ゴルフに痛みは付き物だと思い込んでいる人が多いのは間違ったものが蔓延している証拠です。

画期的な理論が存在するのに受け入れない人が多いのは、血の滲むような努力の過去を捨てられないからなのでしょうか?

辛さの原因が、固定するや動かさないにあることを理解し、少しでも早くそこから解放されることをお祈りします。

腰は単独では動きませんが、より遠くにそして安定して飛ばすにはボディーターンがどうしても必要です。

そのためにフットワークが不可欠であると知ってください。

前の項で触れた「揺れを小さく」の表現についてご理解いただけたでしょうか。

この意識は全ての動きに共通します。

大切な事は「まず動きその動きの中でバランスをとる」ということです。

体のどの部分も、固めて動かないようにするのではなく、連動させる事で相乗効果を引き出します。

これにより身体への負担を軽減し、綺麗で安定したスイングにします。

自己流を貫いている人はキーワードを常に探求しいるので、雑誌などに登場する「成功者の談」などが気になるようです。

その内容を参考にしようとしても、感覚的な表現は理解し難く、更なる混沌を招くのでご注意ください。

初心者は、何故か本格的な指導を嫌がる傾向にありますが、みんなに羨望されるものは当たり前に有る訳ではありません。

どうせやるなら恰好良くしてくれる場所を選んでください。

ここまでは、何を基にどんな練習を心がけるべきかというお話でしたが、自分自身を観察して今陥っている傾向を掴んでみて下さい。

そのあたりが把握できれば多くの問題はかなり解決されます。



その4 〈ギャップ〉


ここでは不可解で自分では気付く事のできない部分の説明をしますが、美しいスイング作りに重要なのでぜひ理解して下さい。

皆さんは、教えられた事を一生懸命にやっているのに、何度も直されますよね。

自分的にはきちんとやっているのに、何が違うんだろうと、腹立たしく思ったりしたことはありませんか?

これは、優秀な先生とすばらしい理論に恵まれ、その下で前向きな練習をしていても起こる現象です。

何故なんでしょうね?

簡単な例を一つあげてみます。

「両肘を伸したまま振子を表現する」という、基本になるイメージを表現してもらう初歩の動作があります。

腕の感覚ではなく、伸ばしたままの両腕を肩で動かしてもらいますが、なぜか片方の肘を曲げてしまいます。

ここで問題なのは、指摘されるまで曲がった事に気付かず、言われたことを素直にやっていると思い込んでいる感覚です。

与えられたイメージをやろうとしても、実際に表現される形は別のものになってしまう、感覚と実際の動きのズレが観察できます。

これは、あらゆる部分に現れているのに、残念ですが自分では気付けません。

指摘して説明しても理解し難く、自覚すると驚きが大きく、自分だけが変であるかのような錯覚を起こしてしまいます。

しかしそうではなく、この様なズレは大小の差はあるけれど、プロも含めた全ての人に有るものなので心配しないでください。

これを知らなければ、スイング診断機の画像を幾ら見ても意味はありません。

イメージ通りに体を動かすにはそれなりの訓練が必要ですが、先ずは、この不可解な存在をきちんと認識して下さい。

このギャップが克服できれば、今までに球が打てなくて挫折した人でも、必ずや楽しめるようになるでしょう。


その5
〈思い通りにならないわけ〉
(本能的な動き)

ゴルフスイングは本能的な動作では対応できないので、新たな動きを論的に作ることが必要になります。

先ずは、全ての動きを丹念に作るという、地味な作業を繰り返します。

作るだけではなく、それが適所で反応するように訓練しなければ、部分的なパーツを正確に作っても意味が有りません。

リズミカルにバランスよく動くというのが理想的なゴルフスイングなので、連動させるという意味合いで反復練習が重要になります。

ゴルフを知らない人は止まっている球なら簡単に打てると思い力任せに振り回しますが、殆どが空振りするかゴロにってしまいます。

運動神経が良い人ほど、このような傾向にあるのではないでしょうか。

本能的な反応が球を打つ特殊な動きを邪魔しますが、それが反射神経です。

これは、運動結果を左右する、生まれながらの個人差のある能力です。

野球、テニス、サッカー、など、直接対戦するどの球技を見ても、相手より素早い反応が要求されるものばかり。

その中で活躍するには、この能力が優れていなければ話になりません。

子供の頃からよくやるこれらの運動は常に主役がおり、脇役に甘んじるという悔しい思いをした人が圧倒的なはずです。

この優劣の差が顕著な素早い動作をゴルフにあてはめたらどうなるでしょう?

練習場などで観察していると、そんな抜群の運動神経の持ち主がかなり頑張ったとしてもスマートに立ち回ることはできません。

真剣に打とうとしても当たらない原因は、ゴルフスイングの中には日常生活で使わない筋肉があるからです。

そこが球を打つ動作にブレーキをかけてしまい、単純で易しそうに感じても、思うように身体が反応しません。

結果的に球のある所にクラブヘッドが戻らないので当てる事が出来ないのです。

運動として軽めなゴルフは甘く見られることがよくあります。

これを解決するには、ゴルフスイングというものの特殊性を理解しなければいけません。

自分が持っている能力で力一杯やりたい気持ちは分かれど、それをお奨めしない理由は条件反射で詳しく述べます。

がむしゃらでは動きをコントロールできず、いくら変化させようとしても同じ事の繰り返しになるという結果が出ます。

駄目な動きを理想的な動きに変える方法があります。

それは、連続した流れをやめ要所で動きを止めながら正しい形や動きを筋肉に記憶させる方法です。

本来やるべき形で約6秒間ほど静止する事が効果的であるという運動生理学的な研究結果を評価し採用しました。

これは現在行われているレッスンにも取り入れており、かなり効果があります。

初心者が力任せに振り回す無謀なやり方は、上達には程遠い体力作りになるので、段階的に作りながら組み立てることが大切です。

他の運動で優っているはずの反射神経が初歩の段階のゴルフでは役に立たず、むしろ邪魔をしてしまうという事です。

確実に作るという作業を繰り返せれば、子供の頃に勝てないと思っていた輩を見返す事だってできるでしょう。

教わることが嫌いだという人は結構多いようです。

ただ、何年やってもドライバーが打てなかったり、アプローチが苦手だとしたらくだらない意地は捨てましょう。

本来作るべき動作を怠ったらどんな工夫も役に立ちません。

老若男女を問わず美しいフォームで球を飛ばすことは可能なので、そのために何が必要で何を作るかが大切です。


その6
〈取れない悪い動き〉
(条件反射)

『 すべての反射は神経系を介して起こる。
反射が起こるためには、刺激が受容されその刺激がなんらかの中枢で処理され、筋や腺に伝えられるという経路が考えられる。
この経路を反射弓と言う。
反射弓の特徴は、中枢が大脳皮質でなく、脊髄や脳神経核などにあることと言える。
反射を起こす刺激は大脳皮質まで送られるものの、反射の中枢はそれ以前にある。
脳皮質を通るよりも短い経路で反応が起こされることになり、より速く、そして的確に反応する役に立っている。 』

この解説でも分るように、ある条件が揃うと大脳からの指示より先に脊髄や核から刺激を受けます。

それにより通常よりも早く体が反応する反射の存在が確認できます。

だからなんだ!という方も多いかと思いますが、実はこれがなかなか取れない悪い動きの原因になっています。

改善するつもりであっても、いつもと同じようなリズムとバランスではまさに同じ条件が与えられた事になります。

これでは動きは変化しません。

学生の頃「パブロフの犬」で習ったように、自分の意志ではコントロールできない経験値による反応だからです。

実生活では役立つ能力ですが、これはゴルフにおいてかなり厄介なものになります。

脳よりも早いタイミンで自分が意図しない命令が出されます。

この状態は指示通りに身体が反応していないのに、頭では新たな動きを導入したとの認識になってしまいます。

別の何かをしようとしても同じルーティーンでは、条件反射のメカニズムで以前と同じ反応をします。

そうして本人の努力が無駄になる残念な結果が起こります。

物事の判断をしたり記憶するのは脳ですが、瞬時に命令を出す脊髄や神経核などには反応させる機能しかありません。

同じ条件なら同じ反応をするだけです。

誰もが失敗を目的にはしませんが、漠然と「巧く打つ」という同じイメージでは動作の変化は得られないということです。

この意味がご理解いただけたでしょうか?

今度こそ、はまさに下手固めなんです。

何時もと違う条件、例えば、小さく、ゆっくり、軽く、などを取り入れることで全く別の動きとして練習してください。

具体的に何をするかを決め、それを確実に訓練しなければ改善は困難なのでそれなりの対応が必要です。

これは一人の練習では解決できないので、ゴルフを良く知る第三者に主旨を説明し監視してもらいましょう。


その7
〈上体が右残りする原因〉
(反作用)

「明治の大砲」といわれているものがありますが、これはアマチュアゴルファーの崩れたフィニッシュを指した言葉です。

力の法則を知らずに漠然とスイングすれば誰もが逆方向に体重が移動してしまいます。

これが撃った後に勢いよく戻ってくる、明治時代の大砲に似ているため、そのように呼ばれるようになりました。

では何故そうなるのでしょう?

これは、この後に出てくる慣性力と同じように、誰もが、毎回、必ず影響を受ける「避けることの出来ない力」が働くために、それに影響されてしまうからです。

実際にやるとより解りやすいので、簡単な実験をしましょう。

椅子などに背筋を伸ばし浅く腰掛け、足が床から10cmほど浮くように膝を上げ、両腕を胸の前に水平に伸ばします。

これで準備OK 実験開始です。

その両腕をリズミカルに、右、左と、ゆっくりと動かしてください。

そうすると、その上げている両膝はどんな動きをするでしょう?

どなたも腕と同じ方向に動かず、むしろ逆に動く事が観察された事と思います。

腕を動かす動作が作用で、足が反対側に動かされるのが反作用です。

体の重心部が境目となりそのような真逆の反応をしますが、両方同じ方向に動かそうとしてもかなり頑張ってもできません。

ゴルフの構えのように立った状態ですと「おへそ」の辺りが境になり上下に逆の動きが起こるようになります。

そんな状況でがむしゃらに上体の力で振り回したら、下半身は右へ動くので「明治の大砲」が出現するのは仕方ありません。

反作用は誰もがスイングをする度に必ず受けるのもなので、知らないと右残りは修正できないでしょう。

大きなその力は左踵で受けてください。

基本動作として、ダウンスイングの切返しで左踵への踏込がありますが、その時に左膝の伸びが無いとできません。

これには反作用をコントロールして上体の揺れを最小限にするのと、無理なくパワーアップするという二つの大きな役割が含まれています。

足の動きが必要である事の根拠なので、「足って動かしていいの」なんて疑問を抱かないようにしてください。


その8
〈スライスや低い球が出る訳〉
(慣性力)

慣性とは物体が常に現在の運動状態を保とうとする性質のことをいいます。

慣性力というのは、運動状態の物体に別の力を加えた時、それでもそのまま同じ運動を続けようとする力のことを指します。

一体何の関係があるのでしょう?

球を打つ前にボールに向かって立つ事をアドレスというのはご存知でしょう。

その時にクラブヘッドをボールの後ろに下ろすのをソールしたとルール上は定義します。

これは球を打つ前の動作ですが、そうするとこのクラブヘッドは一旦静止します。

この場合、ヘッドも物体ですから慣性により静止状態を保とうとします。

皆さんが感じる上げ始めの動きずらさがこれなんです。

これをフォワードプレスという、手元を目標方向に少し動かし、その反動を利用して解決する人も多くいます。

そうして一度バックスイングに入ると、動き出したクラブヘッドは、そのまま同じ方向に動き続けようとします。

それを振り下ろそうとしてもまだ後ろへ動こうとする慣性力があり、ヘッドの動きとスイングの方向にタイムラグが生じます。

運動の方向が逆になる引っ張り合いがおこります。

この必ず受けてしまうこの力を認識していないと上体の右揺れや右肩の下がり、この複合で懐が狭くなる手元の引付けが起こります。

慣性力に負けまいとする無意識の動作が手元を先行させます。

本人の意思とは関係なく極端なハンドファーストのインパクトが出現します。

これにより押し出しやトップというミスが出やすくなります。

どんな状況かはやってみるとすぐに理解できるので実験してみましょう。

ボールをセットして構えます。
クラブヘッドをソールしそこからずらさないようにします。
その状態で手元を目標方向へ出してみて下さい。
そうするとクラブフェースが開くのと上体が下がるのが確認できます。

アマチュアの多くがスライサーなのはこれが原因です。

ミスショットの大半はこの慣性力に因るものです。

昔の感覚論では、この影響された結果のまま左手リードに置き換える事で解決しようとしています。

この考え方はそれから起こる幾つかの欠点を補うために帳尻合せ的な細工をしています。

それらが原因で、そこそこになるまでに時間と身体への負担が大きな犠牲になります。

スライスを修正するのに「手の返し」なるものを駆使し手首の強引な動きを強調します。

そのままでは、クラブフェースが立った状態のインパクトになり、極端に球筋が低くなってしまいます。

それを補うために「ビハインド・ザ・ボール」という、球より頭を飛球線後方に置きクラブのロフトを調整。

その結果でプロレスの逆エビ固めのような逆C型のフィニッシュになりました。

検証すればめちゃくちゃで、球に当てることだけを優先しているのがわかります。

この様な強引な動作は、腱鞘炎やゴルフ肘そして腰痛などを引き起こしゴルファーを苦しめてきました。

これが多くの方が支持している昔ながらの打法だとわかったら残念ではありませんか?

こんな事でゴルフができなくなった人が多く出ている現実を知れば、誰も好き好んで採用はしないでしょう。

大きな力を使わずにこの慣性力をコントロールするにはテコの応用が効果的です。

支点の左手、力点の右手、作用点のクラブヘッド、という役割を理解し行使する事で、クラブヘッドが無理なく戻せます。

左手は支えるという考え方なら問題ないのですが、それでクラブを動かそうとすれば安定したインパクトは困難になります。

左手リードでは、毎回必ず影響を受けてしまう慣性力に対応できません。

これが右手を積極的に使わなければならない理由です。

ダメ押しとして、パワーが有り自在に動かせる利き手を、全く使うなと教えるスポーツが他に有るでしょうか?

矛盾のある事柄はまだあるので順次解説しますのでお楽しみに。




※ 追 記

状況は様々ですが、指導をする誰もが、正しいとの信念に基づいて教えているのは間違いありません。


T R T ゴルフスクール 内田 瑞夫